花の産地レポート2021 No.3
令和4年4月14日(木)に、フラワープリンセスひょうご2021の3名が加古川市、稲美町の花の生産農家を訪問させていただきました。今回はその時の様子をレポートします!
<蘭丸 小林 正幸さん (加古川市八幡町)>
小林さんは県内でもめずらしい、胡蝶蘭を生産している農家さんです。
贈答用として主に使われるお花ですが、ハウスの中に胡蝶蘭が並んでいる様子は圧巻です。
主に白い胡蝶蘭を中心に栽培されています。
花が咲いて出荷できるようになるまでは約6ヶ月かかります。その間、ハウスの中を暑すぎず、寒すぎない適温に保ちながら大事に育てています。野菜等とは違い、少しでも「黒いしみ」などが入ってしまうと商品価値が下がってしまうため、温度、湿度管理は欠かせません。
花をアップにして撮影してみました。真ん中の部分はリップと呼ばれます。
(赤いものは赤リップと呼ばれるそうです♪)
小林さんと一緒に記念撮影を行いました。小林さんの胡蝶蘭はにじいろふぁ~みんでも購入できます。
<八幡営農組合(加古川市八幡町)>
産地訪問の途中、JA兵庫南ふぁ~みんSHOP八幡へ伺い「加古川パスタ」について教えていただきました。「加古川パスタ」は、デュラム小麦「セトデュール」を使用した純国産パスタです。種子生産・栽培、加工の工程が加古川で行われています。八幡営農組合では、セトデュールの栽培や、加古川パスタの販売等を行っています。楽しいお話をありがとうございました!
<山﨑花卉園芸 山﨑 秀之さん (稲美町印南)>
続いて、山崎花卉園芸さんを訪問しました。
主に花壇苗を生産されている農家さんで、マーガレット、カーネーションなどを中心に栽培されています。
こちらは母の日用のギフトです。赤とピンクの小さいカーネーションがとてもかわいいです♪
栽培だけではなく、寄せ植え教室の先生としても活動されている山﨑さん。寄せ植えのコツは?と聞くと「ディズニープリンセスをイメージすること!」と意外な答えが返ってきました。娘さんがディズニープリンセスが好きだそうで、シンデレラなら青系、ラプンツェルなら紫や黄色など、プリンセスの色をイメージしながら色選びをすると楽しく選べます!と教えていただきました。寄せ植え教室でもこの方法は分かりやすくて、好評だそうです。
山﨑さんと記念撮影を行いました。楽しいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
<うえだガーデンROSE+ 植田諒介さん(稲美町野谷)>
次に、うえだガーデンROSE+に伺いました。花壇苗中心に栽培されている農家さんですが、ROSEの名前のとおり、バラ苗も生産されています。
たくさんの品目を栽培されているのが特徴で、お客さんの声を聞きながら、生産の計画を立てておられるそうです。
植田さん自身も「花づくりを楽しみながらやっています!」とのことでした。うえだガーデンROSE+さんで栽培されたお花は、稲美町のふるさと納税返礼品としても販売されています(とてもお得なセットになっているそうです)。
バラももっと売っていきたい、とのことで、にじいろふぁ~みんで無料の育て方相談会も行っているそうです!
記念撮影を行いました。植田さんのお花は、ふぁ~みんSHOPやにじいろふぁ~みんでも購入できます。
<さんこうえん 山口 順治さん(稲美町草谷)>
最後に、さんこうえんさんの山口さんを訪問しました。山口さんは昔、中国留学した経験があり「山口」の中国読み(シャンコウ)から「さんこうえん」という名前に決めたそうです。
オリジナル品種の育成に取り組んでおり、にちにちそうのカップ咲き「MIKI」は品種登録されています。(今の時期はまだ丸まっていないですが、6月頃から花びらが丸まってきます。)
また、カラーリーフの年間出荷をしています。
生産を始めた当初から、栽培面積は変わっていないそうですが、現在は「手間暇をかけて高単価で販売する」という経営方針で生産されています。ハウスの中も「テーブルでレール台車を作る」など従業員の方が働きやすいように工夫されていて、機能的ですっきりとした作りになっていました。
山口さんと写真撮影を行いました。とても興味深いお話をありがとうございました!
今回で、フラワープリンセスひょうご2021の産地訪問は最後になります。
お世話になった農家さん、普及センターの皆さん、本当にありがとうございました。
今後はフラワープリンセスひょうご2022が産地訪問を行う予定です。
引き継ぎフラワープリンセスひょうごをよろしくお願いします。