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フラワープリンセスひょうご 花の産地レポートNo.3

活動レポート

今年は暖冬でしたが、3月に入り、日差しも春めいてまいりました。

は、お花の季節。

花はとても色鮮やかで気持ちも明るくしてくれます。
今回、フラワープリンセスひょうご2019が、神戸市内の花の産地を訪問させていただきました。
神戸市は、国内外を問わず多くの観光客が訪れる都市ですが、一方、兵庫県内有数の花の産地という顔も持っており、西区及び北区で1年を通じて栽培が行われています。
ストック、花壇苗、カーネーション、チューリップの生産農家を訪問させていただいた時の様子について、レポートします。

 

ストック(西区伊川谷町 中尾博文さん)
伊川谷町では、ストックの栽培が盛ん。訪問させていただいた中尾さんの農園では、白、ピンク、紫など色とりどりのストックが栽培されていて、出荷作業の真っ最中でした。


収穫したストック。出荷を待っています

ストックは、甘い香りがする花で、香りでも春を感じさせてくれる花です。
出荷時期は11月から3月下旬頃まで続きます。

 


中尾さんと。ストックに囲まれて

 

花壇苗(西区伊川谷町 三浦一成さん)
西区伊川谷町などでは、1年を通じて花壇苗の生産が行われています。
一言で花壇苗といっても種類はとても豊富です。兵庫県は花壇苗の生産が全国5位。その中でも神戸市で最も多く生産されています。
三浦さんのハウスでは、ラナンキュラス、ペチュニア、ゼラニウム、バーベナなどが栽培されていて、ラナンキュラスが赤、黄色などのとてもかわいい花を咲かせていました。


花はまだ咲いていませんが、ペチュニアの大型ポット
そのまま8号鉢に入れて育てられるよう工夫されています。

 


三浦さんと。ラナンキュラスの花とともに

 

カーネーション(西区岩岡町 安福雅信さん)
岩岡町などでは、1本の茎が枝分かれして小さな花をつけるスプレータイプのカーネーションが栽培されています。
安福さんのハウスでは、赤、ピング、オレンジなど17品種ほど栽培されていて、11月から6月初めまで出荷されています。


安福さんと記念撮影

 

 


チューリップ
(北区淡河町 相良行博さん)
春の代名詞といえるチューリップ。その種類も色だけでなく、花の形も多様で、そのバリエーションの多さには驚かされます。


品種名「ラスタパーロット」。黄、赤、緑の入ったラスタカラーの花が特徴

相良さんから、淡河のチューリップは、冬も好天に恵まれていることから花や葉の色が鮮やかであることやチューリップの収穫の方法について教えていただきました。

相良さんの農園では、年間60種類程度の品種を栽培されており、淡河地区では120種類にものぼるとのこと。今年の出荷は3月下旬頃まで続きます。

 

神戸の花は、卸売市場、花屋さんを通じて消費者の方々にも届けられていますが、ストック、花壇苗、カーネーションは神戸市西区の直売所「六甲のめぐみ」、チューリップは神戸市北区にある「道の駅淡河」、「農協市場館 農野花(ののはな)」などでも販売されています。

部屋にお花を飾ったり、庭や鉢に植えて春を身近に感じませんか。