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「豊福海央×お笑い」 フラプリ2019インタビュー

やっぱり、好きなものの話をする時、人っていい顔をしてる―。フラワープリンセスに、好きなものについてたっぷり語ってもらい、彼女たちの価値観や素顔に迫ります。

“お笑い大好き”なフラワープリンセスひょうご2019の豊福海央さんとおじゃましたのは、ラジオ関西で放送中の就活応援番組「ネイビーズアフロのレディGO!HYOGO!」(毎週金曜23時~24時放送)の収録。
見学で伺ったはずなのですが、「まさに就活まっただ中」という豊福さんと、私清水もゲスト出演することに…

 

聞き手 兵庫県広報専門員 清水奈緒美
(フラワープリンセスひょうご2011)

 

ネイビーズアフロ 皆川 「フラワープリンセスひょうごって、どんな人なんですか」
豊福  「花と緑あふれる兵庫県をPRする親善大使です…」
ネイビーズアフロ はじり 「聞けば、清水さんもフラワープリンセスさんだったとか」
清水 「ぎゃーーー!なんで知ってるんですか!!」
ネイビーズアフロ 皆川 「うわ~。変な人来たー(笑)。」

 

・・・というような、笑いの絶えない雰囲気で、フラワープリンセスひょうごのお仕事の話、豊福さんの就活の話などをして、収録は終了。

 

ネイビーズアフロさん、生で会えましたね~
どうでした?

豊福 もう、ドキドキでした。お笑いの劇場には、何回も見に行っていたので、あの距離でお話しできて、もう…なんか夢みたいです。

清水 ね。私も芸人さん大好きだから、ドキドキした~。は~あ。

(しばらく2人、放心状態)

清水 そもそも、お笑いにはまるきっかけは?

豊福 仲の良い友達がきっかけで。あまり人の趣味から影響を受けることはないんですが、その友達がお笑いにはまって、「お笑いライブに付いて来て」って言われて、生で見たところから、はまりましたね。

清水 その時に見た漫才、覚えてます?

豊福 その時も、多分、ネイビーズアフロさんいらっしゃって。若手の方も何組も出るライブだったんですが、テレビとはちがう熱みたいなのを感じて、もう大好きになって。

清水 私も、漫才がすごく好きなので、分かりますよ!何回見ても「おもしろいな~」っていうネタもありますしね。

豊福 やっぱり、生は熱気がすごいですね。はまったのが、大学1年生の時で、今は、学校の忙しさとかにもよりますが、行ける時は、学校帰りに週1回とか行ってました(笑)。

清水 もう部活やん(笑)。

豊福 好きですね。お笑いの賞レースの前には、私までドキドキしてるというか、いつもとはちがった緊張感でライブを見てます。「からし蓮根」、「ミルクボーイ」、「ラニーノーズ」、勢いありますね(笑)。

 

「趣味、お笑い」って書いたので、審査員から聞かれました…

豊福 フラプリの応募書類に「趣味 お笑い」って書いたので、審査員の方から「笑いにもいろいろありますが、豊福さんは、どんな笑いが好きなんですか」と聞かれて…。少し返答に困りました。

清水 ほ~う。なんて答えたんですか。

豊福 確か、「漫才などのお笑いのネタを見ての笑いでも、日頃の何気ない笑いでも、笑うとやっぱり疲れが吹っ飛びますし、笑いはストレスを飛ばしてくれるもの。どんな笑いも好きです」みたいな感じだったかと思います…。ん~、何が正解だったんですかね。

清水 ね。人間関係でも、ちょっとした時とかでも、笑いが起きて、「ふっ」って心が通ったりするとうれしかったりしますよね。思うんですけど、私もお仕事でいろいろな人と会いますけど、「ちゃんとする」ってことも大事ですけど、冗談をひとつ、ぽろっと言い合えたりしたら、それだけで信頼関係ができる気がするので、私は「笑いはすっごく大事だ」と思います。

 

ピンマイク付けられます!ガンマイク振れます!

豊福 大学では、放送局に入っているんです。部活というより、学校の組織として予算をいただいて運営しています。4つの部署があって、アナウンス部、制作部、映像技術部、音声技術部。もともとは、「アナウンス部に入ろうかな」と思ったんですけど、「完全な裏方もやりたいな」と思って、私は音声技術部に入って、学園祭のステージの音響設営とか、映像とかの音声編集とかをしています。

清水 へ~。音声編集って何をやってるんですか?

豊福 YouTubeで公開している番組「立命館大学放送局チャンネル」の動画の音声編集とか、学園祭の時はニコニコ生放送などで番組を5時間くらいライブで流すんですけど、そこで使うVTRの音声編集とかステージ運営をしてます。映像編集が終わったものをノイズをきれいにしたり…。その作業を、“整音”っていうんですけど、音量のばらつきを統一したり、BGM付けたりしてます。あとは、当日、ステージマンとして音響機材のセッティングをしたり、舞台を転換したり。他にも、ロケでの撮影では、ミキサーを使ったり…あと、ガンマイクも、振れます!

清水 まじすごい。

豊福 ピンマイクも付けられます。付け方があるんですよね。あと、マイクと受信機の周波数を合わせたりもします。

清水 “音”って大事ですもんね。

豊福 大事です!自然に違和感なく映像を楽しんでもらうためにも、音調整はめちゃくちゃ大事です!

清水 テレビとか見てても、そのあたり気になります?

豊福 あ~、音の調整っていうより、マイクの種類とか気になります。謝罪会見とかで、「これ、SHURE58だ」「あれ、7Cだ」とか、マイクの型番を気にしたりします。

清水 「BGMとか気になったりせんかな」っていう意味で聞いたんですけど(笑)。まさかそっちとは。私は、アニメも好きなので、「あ、これ『弱虫ペダル』のBGMだ」とか思ってテレビ見てます。

豊福 あ、そういうことですね(笑)。私は、ドラマのサウンドトラックとか好きで聞きます。

 

でも、フラワープリンセスの仕事は表方ですよね

清水 でも、フラ―プリンセスの仕事は完全に表方ですよね。

豊福 はい。私はでも、どっちも楽しいです。

清水 持論ですけど、裏方もやって表方に出ると、「こうしたら、後の仕事が楽だろうな」とか、自分が出る時に気遣えることもあるのかなぁと思うんですよね。特に映像関係は。

豊福 私は、つい舞台設営が気になって、実際、自分がステージの司会をする時に、マイクスタンドとか自分で立てられるので、自分で立てたりして(笑)。ギターで歌う出演者のマイクの位置調整をしてたら、「あ、しなくていいよ」って止められたりしました。

清水 あ~。だから、ラジオ収録の時も「音響卓が気になります」って言ってたんですね。

豊福 気になってました。いろいろ機能がついてたので、「ラジオ収録はこういう卓がやりやすいのかな」とか見てました。

 

フラワープリンセス応募のきっかけは?

清水 そもそも、フラワープリンセスに応募するきっかけは?

豊福 確か、駅で見かけたポスターを見て知ったのがきっかけだったと思います。プリンセスの活動ブログを読んで、「兵庫県のPRができる」「いろいろなところで司会もされてる」っていうのを知って、「大学生の間に、こういう貴重な経験ができたら、楽しいだろうな」と好奇心から応募しました。

清水 豊福さんは、そういう新しいことをするのは、やりたいタイプなんですか?

豊福 そうですね。アルバイトとかもパーティなどの司会をしたり、競馬場のインフォメーションで案内をしてみたり、「おもしろそう」って思うものには、貪欲にチャレンジしたいんです。

清水 ふんわりしている雰囲気もあるから‥なんか、意外でした。

 

クールだと思われがちですけど、好奇心は内に秘めてます

清水 その“貪欲にチャレンジ”っていうのは、豊福さんのモットーでもありますか?

豊福 そうだと思います。何をしても楽しめるタイプです。辛いことも楽しいと思えます。なので、音声編集の仕事を、映像編集があがってから夜12時とかにもらって、朝の6時までに仕上げないといけなくて徹夜になる時も、「楽しいな」って。「それも青春だな」って思えます。

清水 私も前まで、そっちのタイプだったんですけど…最近はちょっと疲れを感じるんですよね。どうしたら、いつまでも気持ちを若く保てますかね(笑)。

豊福 確かに、「徹夜かぁ…」っていう時もありますけど、1回生の時より今の方が、手の抜き方も分かってきているので。夜は、みんなで起こしあってやってます。今しかできないことですしね。

清水 根性、ありそうですもんね、豊福さん。

豊福 小さい頃は、ラグビー教室行ったり、ピアノも独学でやったり、習字とか絵を描くのもすごく好きで。習字は習ってはなかったですけど、入賞したりもしました。「やりたいな」と思うものを、全部やってみようと思うので。大人しい子でしたけど、好奇心は内に秘めてました。

 

フラワープリンセスをしてみて、どうですか?

清水 フラワープリンセスの活動、してみてどうですか?

豊福 やっぱり、知らないことを知れて、行ったことのないところに行けるのがうれしいです。兵庫県に住んでいますけど、「まだまだ兵庫県、知らなかったなぁ」って。

清水 なるほどね。

豊福 人にたくさん会えるのもうれしいです。人とお話しできるのが。これは、フラワープリンセスじゃないとできなかったのかなぁと。生産者さんのご苦労話とか、いっぱい聞かせてもらって、またそれを自分たちが発信できてるのかな、と思うとやりがいを感じますね。

清水 どちらの生産者のお話ですか。

豊福 葉ボタンの農家さんを5軒くらい行かせていただいたんです。後に、花き品評会が神戸市中央卸売市場東部市場であったんですけど、その農家さんが受賞されていて。その場でも販売されて、私たちも、その場でお手伝いしたんですけど、「この葉ボタン、本当におすすめです!」と自信もって言いました。いい経験でした。葉ボタンは、兵庫県1位ですし。

清水 葉ボタンって、プランターとか花壇に咲いているのは、見ますけど、なかなかメインになることもないですよね。

豊福 そうですね。でも、メインになるくらい、色がかわいいやつもありました。本当に葉ボタンが好きになりました。

 

清水 こういうプリンセスになりたいなっていうのはありますか?

豊福 伝統ある親善大使ですので、「また来年もプリンセスさんにお願いしたいな」と思ってもらえるように、全力でお仕事の1回1回を大切にしていきたいと思います。あとは、ひとつでも多くのものを持って学んで帰れるように、いっぱい吸収していきたいと思ってます。